スパイウェアとは
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スパイウェア (Spyware) とは、ユーザーの同意なく情報を密かに収集するマルウェアの一種です。閲覧履歴、検索履歴、キー入力、スクリーンショット、位置情報などさまざまなデータを収集し、攻撃者に送信します。フリーソフトにバンドルされたり、悪意ある Web サイトから自動的にインストールされたりします。 2024 年にはモバイルデバイスを標的としたスパイウェアの検出数が前年比 30% 以上増加しています。
気付く手がかりが残る場所
スパイウェアは、気付かれずに動き続けることが目的に含まれる。そのため、端末が遅くなる、表示が崩れるといった体感できる変化から見つけられるとは限らない。一方で、集めた情報は端末の外へ運ばれなければ攻撃者の側では利用できない。この性質から、手がかりは端末の内側ではなく、外へ向かう通信の側に現れる。ここが、動作を妨げることで存在を知られる種類の不正プログラムとの実務上の違いになる。ただし、外へ向かう通信そのものは珍しいものではない。更新の確認、時刻の同期、保存内容の同期など、正規の機能も周期的に外部と通信する。したがって通信が発生したという事実だけでは判断できず、根拠になるのは、どの宛先へ、どの程度の周期で、どれだけの量が出ているかを平常時から記録している場合に限られる。比較する対象を持たない環境では、同じ記録を見ても異常と判定する材料が得られない。導入の経路も発見までの時間に影響する。利用者自身が導入の手続きを実行して入り込む形では、その時点で防御側の記録に不審な出来事として残らず、後から時期を特定する手がかりも薄い。結果として、導入から発見までの期間は、検知の仕組みの精度よりも、平常の通信がどう記録されているかに左右されると見ておくほうが実態に近い。
スパイウェアとアドウェアの違い
スパイウェアとアドウェアは混同されがちですが、目的と動作が異なります。アドウェアは広告を強制表示して収益を得ることが主目的で、閲覧行動の追跡は広告のターゲティングに使われます。一方、スパイウェアはパスワードやクレジットカード情報など機密性の高いデータの窃取を目的としています。アドウェアは迷惑ではあるものの直接的な金銭被害は少ないのに対し、スパイウェアはキーロガー機能でパスワードを記録したり、カメラやマイクを遠隔操作したりと、深刻なプライバシー侵害や金銭被害をもたらします。ただし、アドウェアがスパイウェアの機能を兼ね備えるケースも増えており、境界は曖昧になっています。
スパイウェアの種類
キーロガーはキーボード入力を記録し、パスワードを窃取します。トラッキング Cookie はブラウザの行動を追跡します。高度なスパイウェアはカメラやマイクを遠隔操作することも可能です。国家レベルのスパイウェアとして知られる Pegasus は、スマートフォンのほぼ全データにアクセスできる能力を持ち、ジャーナリストや人権活動家への監視に使われた事例が報告されています。
対策方法
信頼できないソフトウェアのインストールを避け、ブラウザのプライバシー設定を適切に構成することが基本です。パスワードマネージャーで生成したランダムパスワードを自動入力で使用すれば、キーロガー型スパイウェアによるパスワード窃取のリスクを軽減できます。
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